三陸に海を見に行く 04 釜石

釜石で海を見るなら、まずは「釜石大観音」。1970年完成だから50年も前だ。写真は山側にある「釜石市鉄の歴史館」の駐車場から撮った後ろ姿。

釜石

参道のエスカレーターを大観音に向かって登ると、それだけで見晴らしが良い。海に向かってさらに下りていく道があったので進んでみた。もう一つの観音像があった。

釜石

大観音は50m近い高さがあるがエレベーターはなく、階段を12階まで昇る。観音像が抱く魚の部分が展望台になっていて、ガラス張りのフロアを想像して行くと、いきなり海抜120mの、鉄柵だけのバルコニーに出て驚く。

釜石
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港を含む中心部を抜け、北を目指す。鵜住居(うのすまい)で、2019年のラグビーワールドカップの舞台となったスタジアムを見る。正式名称は「釜石鵜住居復興スタジアム」。釜石大観音もこのスタジアムも、ウェブサイトの空撮動画が美しい。

釜石
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スタジアムの先へ進むと根浜海岸。ビーチがあり、キャンプ場があり、さらにその先に漁港がある。

釜石
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宿で便利なのは、釜石駅の隣「ホテルフォルクローロ三陸釜石」。気に入っている点が2つ。1つは三陸鉄道とJRのホームや車両を見下ろせること(趣味)。もう1つはこの宿の部屋で、「NychairX(ニーチェアエックス)」を知ったこと。素晴らしい座り心地で、しかも折りたためる。自分の部屋にほしくてたまならくなるが、4万円以上する…。

港に面した「陸中海岸グランドホテル」も良い。ただし道が分かりにくく、すぐそこに見えていながらたどり着くのに苦労した。部屋の窓から見る夜明けが美しい。

釜石港

ホテルの目の前は堤防だ。しかし窓が付いているし、緊急時には自動で閉まる大きな門が何箇所も開いているから、それほどの圧迫感はない。朝の散歩が楽しい。

釜石港

明け方、この舟に据えたドラム缶に火を焚いて出漁する様子を、部屋の窓から眺めていた。

次は三陸鉄道に乗る。